経過報告

木質チッパー稼働報告

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Posted By minami

村上工場にすでに導入済みの、木質バイオマス発電の燃料となる木質チップを作るチッパーの稼働報告です。

小規模木質バイオガス発電で使用する燃料は、間伐材の原木を上記写真のチッパーにてチップ加工して木質バイオガス燃料として使用します。

チッパーにも大きく分けると、切削タイプと破砕タイプと2種類の加工方式がありますが、村上工場に導入しているチッパーは切削チッパーで、間伐材原木をチップ加工した際に正方形に近い形の整った加工チップが制作出来るのが特徴でありメリットです。

木質バイオガス発電機器の燃料を投入する際に不揃いのチップを使用すると詰りの原因などにより設備機器の停止なども発生する確率が高くなりますが、切削チッパーで加工した形の整った均等性のある木質チップを使用する事で木質チップの詰りなどが無くなります。

また、小規模木質バイオガス発電の稼働で重要になるのが木質チップの状態、主に含水率によって稼働状況が大きく変わってきます。

燃料となる木質チップの含水率によって、木質バイオガス発電機器を稼働させる為の燃料消費量ももちろんですが、タールの量など様々な変化が生まれます。

燃料となる、間伐材は収穫地域は勿論ですが

木材の種類や収穫時期、保存方法や保存日数など様々なケースがあります。

よって、弊社では現在燃料となる間伐材のより多くのデータを集計し保存期間や保存方法でどの程度の含水率の低下が見込めるのかなど日々研究中です。

日本には四季がありますし、また地域によっての気候の変化もあります。様々な間伐材燃料のデータを集計する事により今後の小規模バイオガス発電事業運営に重要な項目と考えております。

来週の5月14日からは、村上工場で村上1号バイオガス発電機器の搬入組み立てが始まりますので、またご報告させて頂きます。


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