経過報告

村上工場の取り組み

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Posted By ATG

ここ最近は、東蒲原の新規発電所の進捗報告に集中してしまっていたということで、今回は現在2基のバイオマス発電所を稼働させている村上工場についての最近の取り組みについての案内です。

以前(4月頃)に掲載した内容で、木質チップの水分量をいかに少なくするか、という取り組みの中で、チップをフレコンバッグに収めていますが、フレコンバッグをメッシュ仕様になっているものを活用していくというものでありました。

もちろん、このメッシュ仕様のフレコンバッグは現在チップ加工後の乾燥前チップを収めるために活用しておりますが、それ以外での方策として取り組んでいるものを紹介したいと思います。

一番に取り組んでいることは、チップ加工後の保管というのは弊社では一時的なものであり、次ステップの排熱による乾燥工程でチップ自体の水分量を減少させることにつなげていくのですが、取り組んでいる方策は、そのチップに加工する前の段階で有効的な形はないものかということで、東蒲原の新発電所の案内の中でも紹介したものですが、丸太のままの保管では、径の大きさにも関係してきますが、丸太の中心まで自然乾燥が行き届くまで時間がかかってしまいます。

それを改善策として、丸太のまま置いておくのではなく、丸太を小割加工することで、丸太では中心に位置していた部分が小割することにより外気に接する面となるわけで、1小割材としてみた時に、小割材の中心までの径も小さくなっていますし、方法は自然乾燥になるのですが、一工夫入れることで、効果を上げていこうというものです。

こちらが現在の村上工場で在庫している様子です。

このように、小割加工した小割材をスタンションと呼んでいる鉄枠にうまく収めておくことで、フォークリストでスタンションごと移動できるため、今は工場建屋内だけでなく、敷地内に建てている倉庫にも置くことが容易になっています。

最終的には、この夏場の間に、冬場に使用するチップの原材料として保管しておくまでの在庫を持つよう進めてまいる所存です。

今後も、村上工場の動きも入れていくようにしていきたいと思います。

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