小規模木質バイオマス発電設備を活用した非常用電源としての利用

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現在、村上工場で評価試験を兼ね稼働を始めております、小規模木質バイオマス発電設備を活用した非常用電源設備での利用について、昨日村上市の方々にどの様な形で活用、利用が可能なのかご説明をさせて頂きました。
先日の新潟北部地方の地震もあったばかりですが、災害時などに地域の方々の避難所となる「学校」「公民館」などの施設での災害時、停電時などで利用する非常用電源設備の導入について検討されているとの事でしたので、村上バイオマス発電設備を利用した場合の活用方法などご説明させて頂きました。

非常用電源としては、様々な設備が考えられますが今回私どもの設備機器を利用した場合のシステムを上記の様な形でご説明させて頂きました。
上記の様な「再生可能エネルギー」を活用した非常用電源設備を利用している市町村の避難所は現在でもありますが、現状の多くは太陽光パネルを設置し、その太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯蓄し非常時に利用するシステムになります。
太陽光パネルを発電するために必要な燃料は、名前の通り太陽の光が燃料になるので燃料コストが掛からないメリットがあります。
その一方で、50kw程度の発電をする場合設置面積で1,000㎡の土地面積が必要になり広大な敷地が必要になります。
又、一度貯蓄した蓄電池の電気を使ってしまった場合新しく発電をするためには太陽の光が必要になるので曇りや雨のような場合は発電出来ないリスクがあります。
そこで今回私どもがご提案させて頂きたいのは、通常時は弊社の木質バイオマス発電設備として場所を利用させて頂き、非常時や災害時などの避難所の利用があるときは木質バイオマス発電設備を非常用電源として利用するシステムです。
太陽光パネルのように設置面積も広大でなく、50kwの発電の場合100㎡の敷地面積があれば設置可能で小さな設備を設置するだけのメリットがあります。
又、貯蔵庫に入っている木質チップ燃料で約7日の連続運転が可能になっており非常用電源として利用する日数に関しても充分な稼働日数が確保できます。また木質チップ燃料が無くなった際は補充すればよく天候に左右されないメリットも生まれます。

非常用電源として使用する場合50kwの発電設備でも、体育館程度の避難所での使用に関しても充分な電気量が確保出来ているのでその心配もありません。
どのような設備に関してもメリットデメリットがあると思いますが、弊社が提案するこのシステムに関して導入にあたり掛かるイニシャルコストがなく、メンテナンスなどのランニングコストに関しても費用が掛からないメリットがあります。
このような形で、弊社の事業である小規模木質バイオマス発電を非常時などには地域の方々に利用活用していただける設備になれればと思い今回村上市の方々にご説明させて頂きました。