経過報告

チッパー視察に
行ってきました!

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Posted By minami

現在、村上1号及び神林2号の発電所で使用する燃料用チップの製造については、弊社工場において、以前に購入した破砕機を使用して行っております。

現在は、まだ地元村上の神林エリアに設置した2基であり、工場内でチップ生産を行い、運搬供給まで対応できておりますが、今後3号機、4号機と増設していきますし、他エリアでのチップ生産拠点をつくっていくことになっていきますので、今後必要になってくるであろうチッパー機をリサーチしておりました。

その中で、国内・海外製を問わず、何社ものメーカーまたは輸入元に問い合わせし、その中で候補としたメーカーのチッパー機を使用している事業者様に、実際に機械の稼働状況の見学をさせていただく機会を得たので、訪問してきました。

今回、視察を受け入れていただいたのは、長野県大町市の北アルプス森林組合様で、昨年稼働を始めた木質バイオマスセンターでお使いのイタリアのメーカーである「pezzolato社」のチッパー機を見学させていただきました。

上の写真にあるように、pezzolato社のチッパー機で、径の異なる原木をチップにする工程を見せていただきました。

また、下の写真は、径の大きな原木を四つ割りにする薪割り機になります。このpezzolatp社のチッパー機は、径50㎝まで投入可能とのことなので、この薪割り機があれば、径100㎝の原木まで対応可能になるというわけです。

この実機見学の後、割田組合長より、このチップ加工事業を始めるに至った経緯や、このチップ加工事業を活用して、「再生可能な自然エネルギーの地産地消による地域資源循環型のまちづくり」を推進していくという取り組みをご説明いただきました。

この木質バイオマスを利用して発電や熱利用を行うことで、脱炭素社会を目指していく、という方向性は、日本全国に広がっている兆しを見ることができた気がしました。

また、弊社の村上市における小規模木質バイオマス発電事業に対しても、北アルプス森林組合様よりご興味を持っていただき、次回は弊社の発電所見学をご検討いただけることになり、このように、弊社の事業を他県への広げていく活動も力を入れていかないといけない、と感じました。

今回のチッパー機視察の方については、チップサンプルもいただくことができ、チッパー機の性能だけでなく、実稼働時の運用面も見聞きすることができましたので、社内に持ち帰り、検討を進めていきたいと考えております。

最後に、通常業務で大変お忙しい中、視察をお受入れいただきました北アルプス森林組合の割田組合長はじめ職員の皆様、及び、この視察希望の要望を受けて、段取りしていただきました株式会社マツボー様には厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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